昔は「飲みニケーション」で意思疎通

 

昔(といっても私たちが社会人になった1999年です)は業務内外問わず、積極的に社内コミュニケーションをとっていました。中でも「飲み会」が多くありました。何かの節目、例えば期末期初や年末年始は当然のこと、プロジェクトの開始と終了、果ては誰かの誕生日を祝う飲み会もありました。予定されていた飲み会だけでなく、仕事で熱く議論してそのまま場所を会議室から店に移ったような流れで発生する飲み会もありました。それらを含めると、多い時には休日含めて週3〜4回は飲み会でした。飲み会には、出張などで不在にしているなどの理由でない限り、基本は全員出席するのが普通とされていました。

 

頻繁に発生する飲み会で、参加する人数を収容できる店探し、飽きの来ないメニュー選び、店の予約手配、会場への参加者引率、会費の集金と店への支払いなどこれらは幹事である若手の役割です。

 

飲み会に参加すると、会話を自然に重ねることで相手のことがよくわかったり、仕事上の直接的につながりのなかった人との人脈ができたりします。これらが日常仕事を進める上でストレスなくスムーズな意思疎通ができるもとになっていました。

 

 

 

今は「飲みニケーション」が

難しいその理由

 

新型コロナウイルス感染症で接触を避けるように求められているというのもありますが、それ以前においても昔に比べて飲みニケーションが頻度も参加者もめっきり減りました。「給食計画」が過去に調査した「飲み会に参加しない理由」の上位をご紹介します。

  • お金がないから
  • 酔っ払いがカッコ悪いから 絡まれるから
  • 時間がないから
  • 幹事がイヤだから

 

飲み会に参加する立場で「お金がない」というのが理由の上位に上がっていました。実質賃金が上昇しない今の時代で従業員は得られたお金の使い道を非常にシビアに考えています。限られたお金は自分が使いたいところに使いたいので、飲み会という自分が積極的に使いたいと思わないものへの出費が避けられています。

 

飲み会で上司や先輩が酔っ払った経験がある参加者もいます。酔っ払うと上司などが同じ話を何度も聞かされたり、動けなくなると介抱しなければいけなくなるなど、自分がしたいと思わないことを求められることが飲み会に参加しない理由になっています。

 

業務時間外に行われる飲み会は、仕事とプライベートの時間を分けたい従業員に避けられる理由になります。会社のことが嫌いとい分けではなく、単にプライベートでは仕事とは別のことをしたいというものがあったり、親の介護や子の育児のために仕事以外の時間を確保する必要のある人もいます。

 

複数の人が集まる飲み会では幹事が必要です。幹事にはとても多くの調整ごとなど手間と時間がかかります。従来だと幹事は若手の役割なのですが、プライベートの時間を確保したいと思っていたり、生産性向上や残業時間削減を会社から求められていたりするところにあえて幹事となって手間と時間を取られることが飲み会を避ける理由になっています。

 

 

 

「プロ」におまかせランチ会

 

仕事に必要以上のコミュニケーションは必要ないのでしょうか。従業員は会社の人とのスムーズなコミュニケーションをしたくないのでしょうか。

いえ、そういうわけではありません。特に若手はむしろコミュニケーションを必要としています(例えばこちらの記事)。

 

飲み会のネガティブな部分がダメだったり飲み会に参加しない理由になっているというだけで、コミュニケーションをとることにはネガティブでない、むしろ積極的です。

 

時代に合わせて従業員が参加しない理由を取り除いてあげましょう

 

理由を取り除いたものが「プロにおまかせランチ会」の「給食計画」です。ビジネスモデル特許(*)を持つ「給食計画」だけが提供できるサービスです。