クリームたっぷりスイーツをやめられないワケ

至福のひととき

女性が大好きなスイーツ

生クリーム、カスタードクリーム・・・とろとろふわふわなクリームが口いっぱいに広がった時は至福のひととき。悩みや疲れも一気に吹き飛ばす威力がありますよね。

 

男性もラーメン二郎に象徴されるような脂こってりボリューム満点のラーメンビーフパティーとチーズがこれでもか!と乗せられたハンバーガーをルーチンのように毎週のように食べている方や、大ボリュームを食べきって征服欲や達成感を満たしている方も多いと思います。

 

ホントはやめたほうがいい、せめて今日くらいは我慢したほうがいい、そんなことを思いながらも、なぜかついつい手が出てしまう、足が向いてしまう、そんな経験ありませんか、というよりこのページをご覧になっている方はそのような経験の熟達者だと思います。

 

どうすればやめられるか、どうすれば少し我慢できるか。

それを考える前に、今日はどうして病みつきになるのかを見ていきましょう。

 

病みつきになる理由

Gigazineがイェール大学の研究成果をまとめてくれています。

 

それによると、スイーツや脂こってりラーメンに病みつきになるのは「脳の報酬系」のせいなのだそうです。つまり、スイーツや脂こってりを食べると脳が快楽物質を出して「もっともっと!」と求めるようになるため、何度も、そしてやめられない状態になります。

 

人間やそもそもの動物は生存本能があります。生きていくためのエネルギーを多く取り込み、万が一エネルギー切れになりそうな場合でも生きていくために身体に蓄積しようとします。

 

ここでいうエネルギーとは炭水化物で、蓄積するのが脂肪です。人間の体が炭水化物と脂肪を多く取り込むように、炭水化物と脂肪を取り込むと快楽を感じるようになっています。

 

本能に刻まれている

私たち人間は昔は自然の中で、穀物や野菜や果物から炭水化物を摂取し、獣肉や魚や乳から脂肪を摂取する生活をしてきました。飽食の今では考えられませんが、飢えとの戦いでもあったそうです。

 

時は現代になり、スイーツや脂こってりラーメン、とろーりチーズのハンバーガーなどが登場し、手軽に食べられるようになりました。これらを栄養素で見ると炭水化物と脂肪・脂質が非常に多く含まれます。

 

「脂肪と炭水化物が両方とも豊富に含まれている食品は、自然界にはほとんど存在してい」ません。

 

変わらない私たちの本能は生きていくために身体に多く取り込め!と、炭水化物と脂肪を一度にたくさん取れるスイーツや脂こってりラーメン、とろーりチーズのハンバーガーなどを要求するようになり、食べたらたくさん快楽を感じさせて、「もっともっと!」と次を要求するようになっているのです。

 

筆者は元ジロリアンで、もう何年も食べていませんが、いまだに写真を見たり店の前を通りかかった時に匂いを嗅ぐと無性にラーメンをがっつきたくなります。口と内蔵だけでなく、脳もあの美味しさを味わっていて、忘れられないってことなのですね。

 

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